私たち日本人が誇るアニメ文化が海外で圧倒的人気を集めていることは、今更強調する程のことではないでしょう。
実際にカナダのトロントに住む私の周りにも、アニメ好きの友達はたくさんいます。
しかし、カナダに住む学生のアニメの楽しみ方は、日本に住む人々のものとは全然違います。
今回は、ほとんどの日本人が知らない、カナダに住む学生がどのようにしてアニメを楽しんでいるのかを紹介していきたいと思います!
Contents
そもそもカナダで日本アニメが人気の理由

カナダに現れた新たなエンターテイメント
基本的に海外で作られたアニメーション作品はカートゥーンと呼ばれています。スポンジボブやひと昔前のCGを使っていないディズニー作品等を思い浮かべてみれば分かりやすいかもしれません。
カートゥーンのほとんどは子供向けに作られいるため、カナダでは元々アニメーション作品は子供向けのものという印象がありました。
しかし、千と千尋の神隠し等の海外進出した日本アニメは子供ももちろんですが、大人も十分に楽しめるものが多く、少しずつその偏見を塗り替えていきました。
また海外で制作された作品とは全く違う日本人特有の感性で作られている見たことのないスタイルがカナダに住む人にとっては新しく衝撃的だったのです。
高すぎるクオリティー
日本のアニメは13話のシリーズを制作する上での制作費の上限は約3億円ほどだと言われています。それに対して海外アニメ(カートゥーンやディズニー映画)の予算は最低でも7億円程はあります。
そんな海外と比べると低予算とも言える日本アニメですが、海外ではその並外れたクオリティーが人気を集めています。
作品を作るうえで大切にされている作画や声、音楽はもちろんのこと、緻密に作られた物語の構成などが高く評価されています。
特に考え込まれた裏設定や伏線は日本アニメならではで、海外のエンタメではそれほど見ることが出来ません。
カナダの学生にどのように楽しまれているか

アニメはどこで見てるの?
まず、カナダの学生がどこでアニメを見るのかという疑問に答えると、ほとんどが違法でアニメを見ています。
※カナダのテレビで日本アニメは放送されていないからです。
もちろんクランチ―ロール、ファニメーションズ、ネットフリックス等のアニメを見れるプラットフォームはありますが、一つのプラットフォームに契約していても見たいアニメがそこにない場合もあります。
また、お金のない学生にとってアニメを見る手段は、違法なウェブサイトでアニメを見るくらいしか選択肢がないのです。
あまり言いたくはないですが、違法サイトの流通のおかげもあって海外でここまでアニメが人気になったと言っても過言ではありません。
言語の壁
海外の学生にとって日本語は全く分からないわけですから、もちろん英語字幕を付けて見ます。
日本語でしか表せない表現などもたくさん出てくるので、少し違ったニュアンスで英訳されていることは少なくないですね。
稀に英語吹替を使って見ている学生がいますが、カナダの学生の間にもプロの声優さんをリスペクトする文化があり、あまり好まれていない様子です。
また、アニメの裏設定や伏線、クリエイターの声なども日本語では分かりません。なのでほとんどのアニメ好きの学生は、ユーチューブでアニメ解説の動画を見ていたりします。
アニメの評価はMyAnimeListとファンダムによって決まる
MyAnimeList
カナダには外国人向けのサイト兼アプリ、MyAnimeList(マイアニメリスト)というものがあります。
MyAnimeListとは日本のほぼ全てのアニメがまとめてあるサイトのことです。ユーザーによってそのアニメのスコア、ランキング、人気度などがわかりやすく数字で表されます。
私のカナダ人の友達は良くこのアニメのランキングやスコアを頼りに、観た、またはこれから観るアニメの評価を決めています。

アニメが好きな一日本人としては、サイトのレビューで上から目線でアニメを批評するコメントを見ると、少し心がいたたまれない気持ちになりました(笑)
ファンダム
また、アニメの好感度はファンダムによって形成されることが多いようです。
ファンダムというのは、そのアニメのファン層のこと、そして彼らによって作られた文化のことを指す造語です。
例えば、僕のヒーローアカデミアというアニメのファンダムはアニメに出てくるキャラクターをカップリングすることで有名です。
そのせいで、アニメ自体とそれが好きな人への偏見があります。

私が僕のヒーローアカデミアが好きだという話をすると、このファンダムの文化に基づいたイメージのせいでいつも苦い表情を浮かべられてしまいます(笑)
[タイプ別]海外のアニメファンの種類と接し方

カジュアル層
海外の学生は大体がカジュアル層に当たります。軽くアニメを楽しむ学生たちのことで、王道のアニメを大体見ています。
彼らにアニメの話をすると盛り上がりますが、あまり深い話はできないかもしれません。それでも、仲良くなるきっかけとして話す分には良いかもしれません。
ちなみに、カナダで王道のアニメはワンピース、ナルト、ドラゴンボールに並び
- ハイキュー
- 鋼の錬金術師
- 鬼滅の刃
- 新海誠の映画作品
- ジブリ映画(千と千尋の神隠し、ハウルの動く城)など
などです。
コア層
コアなファンは日本で有名になったアニメはほとんどコンプリートしています。アニメの話を振るとすぐに盛り上がるので、わかりやすいです。

日本人を見かけると向こうから話しかけてくれることも少なくありませんよ。
カナダのコアなアニメファンはアニメだけでなく、日本の文化そのものに興味があることが多いので日本語を喋ったり、日本の文化について話したりすると喜んでくれます。
コア層の中でも勉強熱心な人は日本語を独学していたり、漫画やイラストレーションを描いていたりする人もいます。
実際にアニメをきっかけに日本語を学び始め、日常的な会話ならなんなくこなせるといった人たちに何度もあってきました。
中には日本人の私よりも日本文化や日本の歴史に詳しい人もいます。このような人と出会うと、日本人として誇らしい気持ちになりますね。
ウィアブー
ウィアブーというのは昔4ちゃん(2ちゃんねると似たオンライン掲示板)で作られた造語で、アニメの熱狂的なファンを馬鹿にするようにして使われる単語です。
普通のアニメ好きとどこが違うのかと言うと、ウィアブーは病的な程に日本の文化やアニメに固執し、あたかも日本人になったかのようなふるまいをしたりします。
日本でいう中二病や海外かぶれの人など、周りから引かれてしまうような存在です。
この手の人は大体一目でわかります。例えば、
- アニメグッズやコラボ服を乱用
- 有名なアニメ台詞を乱用
- アニメの話になると古参ぶったり、早口で語りだしたり、アニメ声のように話したり
などの特徴があります。
私の経験上、しつこいし私たち日本人から見ても少しうざったいので、あまり関わらないことをおすすめします。
【海外の反応】日本人は知らない!日本とは全く違うカナダ学生のアニメの楽み方 まとめ

そもそもカナダでアニメが人気の理由
- 大人でも楽しめる、カナダに現れた新たなエンターテイメント
- 低予算にも関わらず、作画やストーリーの高すぎるクオリティー
日本人ならではの感性でしか実現できない魅力がカナダ人の心に刺さった。
カナダの学生にどのように楽しまれているか
- アニメはほとんど違法で視聴
- 言語の壁が存在するので英語ダブか字幕表示
- アニメの評価はMyAnimeListとファンダムによって決まる
アニメや漫画の英語版が公式でも発表され始め、海外進出する作品も多くなってきたので、アニメ産業はもっともっと盛り上がりそう。
[タイプ別]海外のアニメファンの種類と接し方
王道アニメを大体観ている。軽く楽しむ程度。
有名なアニメは大体コンプリートしていて、日本文化への興味があることが多い。良い人も多いので、出会ったら積極的に話しかけてみよう。
“熱狂的すぎる”アニメファン。日本で言う中二病や海外かぶれの人のことであまりかかわらないほうが良いかも。
以上が、日本人が知らないカナダ学生のアニメの楽しみ方でした!カナダに来る際は、王道のアニメくらいは見ておいても良いかもしれませんね。
次の記事:ちょっと変わった、カナダに住んでいる高校生の放課後の過ごし方
週に一度の投稿を目指しているので、ぜひ読んでみてください!
著者 プロフィール
私、アボカドは小学校2年生の頃カナダのトロントに移住してきて現在高校2年生です。カナダの現地校と日本語補習校を両立しながら勉強しています。
このブログでは、
「包み隠さずリアルを届ける、カナダ在住の高校生の本音。」
をコンセプトに私がカナダで経験したことを元に考えたことや思ったことを正直に伝えます。
子供としてカナダで育ってきたからこそ提供できるオリジナルな視点で情報をお届けします!

もしご質問や記事にしてほしい内容などがありましたら、ぜひコメントください!
筆者の経験したことのある内容であれば、出来る限り記事にします!


















私も海外の作品を見てきましたが、日本アニメは日本人の感性でしか作りえない魅力があると思っています。