誰も話さない!学生から見たカナダの高校の教育環境の問題点3選

最先端を行く教育で名高く、留学生も多いカナダですが、皆さんはカナダの誰も話さない最悪な教育環境についてご存じでしょうか。

今回はカナダ在住の学生から見たカナダの教育環境の最大の問題点を3つ紹介したいと思います。

将来カナダに留学したい高校生や、お子さんを連れて移住したい等という方は要必読です!また、カナダの教育に興味がある人もぜひ読んでみてください。

カナダ教育の問題点① 生徒による喫煙と破壊行為

喫煙

実はカナダの高校では喫煙を見るのは日常茶飯事です。これはオンタリオの教育環境の最大の問題点と言っても過言ではないでしょう。

※もちろん法律で未成年の喫煙は認められていません。

喫煙の中でも電子タバコが主流で、私の周りの人も何人か電子タバコを吸っています。中学からの友達も一人大麻を吸うようになってしまった子もいます。

たいていはトイレや更衣室の中で吸っている人を見ることが多いですが、学校内でたばこを吸える彼らの気持ちは理解不能ですね(笑)

日本では信じられないことですが、他にもこのような 経験があります。

  • 大麻をジョイントペーパー(大麻を包む紙)で包んでいる所をトイレで目撃。
  • 教室のコンセントを使って電子タバコを充電。
  • 誰が一番きれいなスモークリング(煙を吹いてできる輪っか)を作れるか大会を開催。
アボカド

そんなのありかよ。。。

実際にカナダの学生は75%が飲酒、26%が喫煙、26%がカナビス使用を一度はしたことがあると報告されています。約5人に1人の確率と相当大きな割合ですね。¹

ヴァンダリズム

喫煙をしている同じ層の子たちによって学校の施設の破壊「ヴァンダリズム」が行われています。

アボカド

ヴァンダリズムは学校施設を破壊、損傷、落書きすること等のことを言いますよ。

トイレットペーパーがなくなっていたり、トイレに文房具を流して詰まらせたり、ソープディスペンサーが壊れていたり。これも主にトイレや更衣室で行われています。

私の学校では、誰かが故意にトイレの床で用を足したため、一時的にそのトイレが封鎖されるという事件もありました。

もはやテーブルの裏にガムがくっついていることや落書きがされていることは、普通だと思ってください。

他校の友達にも何人か聞いてみましたが、ヴァンダリズムや喫煙をする生徒はどの高校にも共通でいるみたいです。

まとめ

喫煙やヴァンダリズム等の行為は友達の間のノリや同調圧力によって広がっていくものです。

問題行動の中心にいる生徒たちの友達になってしまうだけで、巻き込まれてしまう生徒は多くいますので、カナダの高校に通いたい人は気を付けましょう。

このようなことを防ぐためにも、一刻も早く学校側は未成年の喫煙とヴァンダリズムを厳しく調査し、法的処置を施してほしいものです。

カナダ教育の問題点② 先生による授業内容と評価基準の偏り

授業内容と評価基準の偏り

カナダの高校の選択科目はとにかく種類が多いです。学校によって教えているコースも違い、それぞれのコースに明確なカリキュラム(学習内容や評価基準)を組むのは困難です。

日本とは違って、それぞれのコースに厳しい授業内容や学習目的が定められていない分、そのコースのカリキュラムや評価基準の設定はほぼほぼ先生に委ねられてしまいます。

選択科目のコースは教育機関から公式に承認された上で行われていますが、先生によって想像以上にカリキュラムの偏りが出てしまっていることが多いです。

先生の主観によってそのコースでの学びが決まる分、先生の「当たりはずれ」によってコースで学べる事、そして得られる点数が左右されます。

実際にいた「はずれ」の先生の例

C先生

C先生は化学を教えている先生です。この先生が教えているコースはアカデミックコース(誰でも取れる基礎的なコース)なのにも関わらず、ハイスピードでハイレベルな授業進行をした上、評価基準も高いものでした。

つまり、コース本来の基準よりも余程高い基準で授業をしてしまっていたということです。

私が受けた時のクラスの成績中央値は60%でした。クラスの半分が60%以下の点数を取っていることを考えると、先生の教え方に非があると言っても良いのではないでしょうか。

B先生

この先生の授業は前例とは真逆で、授業のレベルが低すぎる例です。

アニメーションというコースを教えていた先生ですが、自身がなんの知識もないため、オンライン教材を使って生徒たちを教えていました。

生徒はクラスでパソコンを開き、オンライン教材のコースで学びをした後先生から与えられた課題に取り組みます。

また、各生徒の最終的な点数は課題で得た点数に依存しておらず、先生の独断と偏見で決められていたことが、生徒の間で問題になりました。

この例は極端な例で、学校も黙っておらずその先生は別の学校に移転しましたが、このようなことはカナダの高校では良くあることです。

まとめ

先生の個性や考え方によってそのコースの質が変わっていきます。時には、4年間のティーチャーズカレッジ(教師を育成する大学)で何を学んできたんだ。。。という先生もいます。

生徒にとっては高校で得る学びと内申点が直接大学に影響するので、この問題はすぐに対処されるべきですね。

「はずれ」の先生を避けるためにも、世間的に評判の良い学校の評判の良い先生の授業を受けることを心がけましょう。

カナダ教育の問題点③ 考えることではなく暗記を教える

思考力よりも暗記力

これは良く日本の教育で聞く問題でもありますが、カナダでも同様のことが起こっています。

詳しく説明すると、理解し考える能力を伸ばすことよりも、テストのための暗記や課題を提出するために必要な作業の能力を試すようなコースが多いということです。

つまり、事務的作業が得意な人が良い成績を取り、それが出来ない人は不利な状況に置かれるということです。

科目や授業内容を深く理解することよりも、決められた問題を解けるようになると言ったイメージで、応用が出来る人より、基礎ができる人が評価されます。

ビジネスのコースは良い例でしょう。私が現在取っているアントレプレナーシップ(起業について)のコースでは、課題の提出とテストの点数で評価されます。

しかし、実際に起業家に必要な素質というのはフレキシブルに戦略を立てる力、プレゼン力やコミュニケーション能力、深いところでターゲット層の需要を考える思考力などです。

今このコースをとる中で、本当に基礎知識だけを学ぶことで将来役に立つかと思うと、少し残念な教え方だなと言わざるを得ません。

まとめ

もちろん、どの科目でも最初は基礎知識の暗記と基礎練習から始まるのは当然です。ですが、そのレベルで学習が止まってしまうことは、すごく残念に思います。

クリティカルシンキングや「Thinking outside the box」(常識に捕らわれない考え方)を強調して教えられてきた身からすると、拍子抜けするようなコースが多すぎると、個人的には感じました。

誰も話さない!学生から見たカナダの高校の教育環境の問題点3選 まとめ

問題点① 生徒による喫煙と破壊行為

  • カナダの高校で喫煙を見るのは日常茶飯事。
  • 同じ層の子たちによって学校の施設の破壊「ヴァンダリズム」が行われている。

最大の問題は学校側が問題に対処していないこと。友達選びはきちんとしましょう!

問題点② 先生による授業内容と評価基準の偏り

  • 先生の「当たりはずれ」によってコースで学べる事、そして得られる点数が左右される。
  • 生徒にとっては高校で得る学びと内申点が直接大学に影響するので非常に重要な問題。

「はずれ」の先生を避けるためにも、世間的に評判の良い学校と評判の良い先生の授業を受けることを心がけましょう。

問題点③ 考えることではなく暗記を教える

  • 思考力よりも暗記力が重要視される。
  • なので理解し考える能力よりも、事務的作業をする能力や暗記能力が求められる。。

この問題は日本でもあることなので、カナダに来る際はさほど問題ないかもしれませんね。

以上、トロントの高校に通う私が思うカナダの高校の教育環境の問題点でした!

1. “Substance Use among Youth in Community and Residential Mental Health Care Facilities in Ontario, Canada.” NCBI, 2 February 2022, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8835119/. Accessed 9 April 2023.

次の記事:【海外の反応】海外に来る日本人は必読!日本とは全く違うカナダ学生のアニメの楽み方

週に一度の投稿を目指しているので、ぜひ読んでみてください!

著者 プロフィール

私、アボカドは小学校2年生の頃カナダのトロントに移住してきて現在高校1年生です。カナダの現地校と日本語補習校を両立しながら勉強しています。

このブログでは、

「包み隠さずリアルを届ける、カナダ在住の高校生の本音。」

をコンセプトに私がカナダで経験したことを元に考えたことや思ったことを正直に伝えます。

子供としてカナダで育ってきたからこそ提供できるオリジナルな視点で情報をお届けします!

アボカド

もしご質問や記事にしてほしい内容などがありましたら、ぜひコメントください!

筆者の経験したことのある内容であれば、出来る限り記事にします!

2件のコメント

この記事でカナダの高校の実態を知って本当に驚きました。問題が深刻であることが伝わってきますね。教育の質や生徒による不良行為は社会全体にとって重要な課題です。今思うと、日本に在住していた頃の私の中学でも生徒の喫煙による問題ありました。高校になると他校で覚醒剤やシンナーを使用する学生も出てました。やはり若者がノリに乗ってる時の行動は疑問に思いますね。これからも、学校だけでなくこういった社会問題に関する記事(例:カナダでの薬物問題、カナダの先住民の権利や調和、カナダでの社会的格差やホームレス問題)などについて書いていただければ大変嬉しいです。

コメントありがとうございます!
こんなに言ってもらえて感激です。。。

やはり日本にも喫煙や薬の使用などに関する問題はあるのですね。
カナダの教育について調べると良いことばかり目にするので、問題点も知ってもらいたいと思いこの記事を書いた次第です。
今計画している社会問題に関する記事はカナダにおけるマルチカルチャーについて、そしてカナダの先住民についてですので、投稿した際はぜひ読んでみてください!!

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